単3電池アダプターの製作

ずいぶん前に作ってました、単3ダミー電池を改造しACアダプターを接続することができる変換アダプターがようやく製造できるようになりました。

いくつかダミー電池を販売しているところがありますが、加工のしやすいプラスチック製の稲電機株式会社で販売している以下のダミー電池[DA-AA]を使用。

※マルツオンライン(マルツエレック(株))から購入したものも同じものでした。2018/6/13

直結しているワイヤーを切ってDCジャックをつなげるのですが、このワイヤーが硬線のようで一般的なニッパーを使ってはいけません。ニッパの刃を壊します(刃こぼれします)。

硬線対応のkeiba[FC-206]を使用してます。

ワイヤーをカット。半田付けが難しいと考えて電線を圧着することに。ニチフの圧着スリーブP1.25を使用しました。
電線が細いので折り返して太めにした上で、ワイヤーと電線を圧着スリーブに入れて止める。

実際には、端子が裸だと何かと不安なので、熱収縮チューブでかぶせてます。

ということで完成。

完成品は、下記にて取り扱っております。

なお、ACアダプターは梅沢無線電機(株)にある物を使用。

改めて、使用したものをまとめてみました。
たとえば、3Vの機器用に製作する場合

①ダミー電池 2個 168円×2
②ニチフ P1.25 10個入り 108円
③3φ熱収縮チューブ黒1m 97円
④ACアダプター 3V 2A [GF12-US0320G]  637円
⑤マル信無線電機 DCジャック MJ-077N(2個入) 183円
⑥電線 [H-PVC 12/0.12] 1m 75円
※極細な平行線ですが、細めの単線(より線)か太くなるがVFF0.3で代用可
材料費は、梅沢無線電機の札幌営業所で集めると1,436円。
これ以外に使ったもの
半田・半田こて・半田こて台・ワイヤーストリッパー・ニッパー(硬線対応)・普通のニッパー・ピンセット・ラジオペンチ・圧着スリーブ用圧着工具

以下追記 2018/7/8
これまた要求のあったダミー電池ダイオードタイプを作りました。
今回のダミー電池にダイオードを固定するのがなかなか大変で、1回目は接触不良となり失敗。

2回目は、半田付けする方法を検討し、沢山あるユニバーサル基板を使ってみました。

今回使ったのは、以下サイトで販売している厚さ1mmのユニバーサル基板。

短い辺の長さ12.5mmがちょうど良くワイヤーストリッパーでバツバツ切ってみる。
そして、基板に半田付けしてみる。ぴったり。

ということで、ひとまず完成。

実際に電池ボックスに組み込んで電圧を測ってみると、ACアダプターで5.03V出力時、100mA負荷で4.09Vでした。(全てダミー電池とした場合、同じ状態で4.86Vでした)

ダイオードに1N4002を使用したダミー電池ダイオードタイプは以下で販売してます。

実際に手持ちの単3×3本仕様の機器に入れてみました。TASCAM ICレコーダー DR-40です。

おーって当たり前ですが、電源もきちんと入りましたし、操作も問題ありませんでした。
ちなみに、現在は4.5VのACアダプタも取り扱っておりますので、4.5Vの場合はダイオードタイプのダミー電池を使わなくても大丈夫となりました。

以上 電池式の機器をACアダプタで電源供給する改造についてでした。

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